除菌スプレーをつくろう
アルコールの除菌効果
健栄製薬 | ウイルス|各種微生物に対する消毒薬の選び方 | 感染対策・手洗いの消毒用エタノールのトップメーカー
上記サイトで詳しく紹介がありました。
ウイルスといっても一括りではなく
アルコールへの耐性もそれぞれ。
A型肝炎、ロタなどのウイルスは
1分間のアルコールとの接触が必要。
一方でヘルペスやインフルエンザは
30秒以下で良いとのこと。
しかしながら、こういった
【何分間】を鵜呑みにしがち
なのですが、確率の問題なので
絶対ではありません。
例えば食事をする机の除菌
除ウイルスするのなら
少なくとも1分前には
消毒すると安心です。
有効なアルコール濃度
はじめに注意点ですが
濃度の取り扱いが
めちゃくちゃに書かれている記事
が多く、正しい分量でスプレーを
作れていないものも見受けられます。
濃度には
重量パーセント weight% と
体積パーセント volume%の
大きく二つあります。
ウイルス、菌に有効なのは
60≦89volume%の濃度です。
これを重量パーセントで作ると
全然違う数値になります。
作り方
難しいこと言われてもわかんないよ!
という奥様
ご安心ください。
丁寧に写真付で説明いたします。
必要なものをリストアップ
- スプレーボトル
- エタノール
- 水
- 秤(はかり)
スプレーボトルは百円均一のお店
エタノールは薬局で、それぞれ
買えます。一応、危険物なので
お子さんの手の触れない
ところに普段は保管してください。
高温になる場所は避けて下さい。
秤に乗せて重さを測ります。
今回は
除菌に効果があり
値段もお手頃な
65volume%の
除菌スプレーを作ります。
60gのエタノールを測ってください。
測れました。
先に容器の重さを引くのを
忘れないようにしましょう。
下二桁は気にしないで良いです。
次に水を入れます。
精製水が一番良いですが
煮沸した水道水でもOK。
室温に冷やしてから
使いましょう。
65volume%のアルコールスプレー
を作るためには
57.21weight%のアルコール濃度に
する必要があります。
先程60gのエタノールを測りました。
つまり
水の重さをxとすると
60/(x+60)=0.571
なので
x≒45g
45g水を入れましょう。
完成です。
これだけです。
値段比較
自作の場合
スプレーボトル 100円
エタノール 500ml 1300円
なので65vol%のスプレーが
770mlつくれます。
1.8円/mlです。
市販品の場合
300ml 4000円
13円/mlです。
この時点でだいぶ差がありますが
補足ですが
市販品は約80volume%の濃度です。
今回65volume%で作ったのは
60volume%以上であると
雑菌効果は変わらない
という研究結果があるからです。
仮に同じ濃度で作成しても
6.4倍の値段差があります。
参考文献
エタノール, イソプロパノール, メタノール変性アルコール製剤に関する殺菌効力の検討
CiNii 論文 - アルコール系消毒剤の殺菌および除菌効果の検討
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjphcs2001/30/10/30_10_679/_article/-char/ja/
おわりに
ここまで読んで頂き
ありがとうございます!
全ての子育て世代を
応援しています!
一緒に頑張りましょう!