働き方改革の具体例
2020年4月より
本格的に働き方改革関連法案が施行されます。
下記動画はわかりやすく説明してくれます。
下記は厚生労働省のサイトです。
これから、どうやれば働き方が改革できるのか?
悩んでおられる方々のために
2018〜2019年にかけて、私の職場で
実施してきた働き方改革の中で効果のあるものを紹介します。
"専用"をやめる
専用を止めるというのは
個人持ちをやめるという意味です。
具体的に書くとハサミ、ノリ、マジック
これら、みんな個人持ちしてませんか??
私が思うに日本には小学生時代の
道具箱文化が根付いており、文房具を
個人持ちしたがります。
少し考えると、これが如何に無駄か‥
一日中使う訳でもない道具を複数持つと
資産としての価値が下がります。
資産は使えば使うほど資産価値が上がります。
個人で(一人で)資産価値を
償却するのは困難です。
物理的なスペースも失います。
供用品としてチームに必要数あれば良いんです。
文具でお馴染みのコクヨさんは既に
ハサミ一本すら個人持ちはないそうです。
実はアメリカの小学校は文房具全部がシェアです。
https://meiblo.com/school-supply/
また、部署で管理することもオススメしません。
〇〇課というテプラを貼ったりして
その課専用にして管理したりしがちですが
これもやめましょう。
専用にして他の課に使われないように
したいのでしょうが、効力はありません。
部署自体が無くなったりでどこの管理か
不明確になり結局管理されません。
困らない量を購入して、シェアして
使う工夫をしましょう。
できればフロア単位で管理することが望ましいです。
全員が管理者の意識をつけていくのです。
陳腐化した設備を捨てる
陳腐化した設備。道具。
後生大事に、勿体ないの精神で放置されていませんか?
まだ使えるから と古い設備をいつまでも
所持することはオススメできません。
恐らく、より効率的な設備が既に世の中に
低価格で存在するはずです。
入れ替えることに躊躇していると
その間にどんどん周囲のライバル企業との
差は広がるでしょう。
オンライン化する
せっかくPCでデジタル化しているのにデータのやり取りがアナログでは意味がありません。
社内LANは意外と低コストで確立できるのです。
Raspberry pi を使ったサーバ構築
が下記記事でも紹介されています。
Raspberry piは安価な小型PCです。
Raspberry PiでWebサーバを構築し自作アプリを使う - Qiita
導入コストは1万円しないでしょう。
社内にアホな情報セキュリティ担当がいると
自己構築サーバはこじれること間違いないので話は別ですが‥
文書でレポートを書く
社内レポートは後輩に過去の取り組みを
伝え、同じ過ちや、重複する検討をしないために
非常に有効な手段です。
この社内レポートを書くとき、
どんなことを気をつけるでしょう?
大事なことは文章で書くことです。
パワーポイントでレポートをつくると
"賞味期限"が短いのです。
一見わかりやすく思います。
しかし、1年経って見てみてると
細かい点まで書かれていないので
著者が何を言いたかったのかわからなくなります。
その瞬間でしか通用しない流行語など
が使われた日にはお手上げです。
文章で、一般的な語句で書くのが
賞味期限の長いレポートをつくるコツです。
オススメの文章力向上本はコチラ
甘える人に合わせない
何か便利なツールが見つかったとします。
「これは良い!」と導入を検討します。
そんな時現れるのが、
「変えられるとついていけない」
という人たちです。
会社員であることを忘れてるのか
平気でこんな事を言ってしまいます。
平和ボケして甘えています。
心を鬼にすることも時には必要です。
全部、甘い側に合わせると、
全員がその程度に収まります。
置いていきましょう。
その気になれば付いてきます。
引き出しは中身を表示する
供用の棚のことです。
中身を表示しないとどうなるか
誰かのお道具箱に成り果てます。
「空いているから」という理由で
空箱にモノをいれてしまう人は
典型的な片づけられない人です。
中に入れたことすら忘れます。
会社は沢山の人が集まっています。
どれだけ5Sの徹底!と言っても
片付けできない人はできないです。
彼らに与えたら駄目なものはスペースです。
本来、生きるスペースがゴミ屋敷に成り果てます。
表示はテプラでも良いし
中身を変えたい時に便利なのは下記商品
引き出しに貼り付け紙を挿入するタイプ
中身を入れ替えても、挿入した紙を入れ替えれば大丈夫。
人材育成をいい加減にやらない
ここまで書いたことを実践するには
根気強い教育が必須です。
モノをためこむ
自分専用だらけのお道具箱をもつ
解雇規制が厳しいことによる平和ボケ
供用物をいい加減に使う
こういった一定数の社員がいることで
「みんなやってくれないから」
「ルール作っても意味がない」と
考えている管理職は沢山いると思います。
彼らは何度かトライして失敗してるのです。
しかし失敗するケースは
習慣になるまで徹底しないパターンです。
ダイエット、読書 続かず定着しないのは
習慣になるまで粘っていないからです。
人間が変わるには時間がかかります。
それを認識してルールだけ作って安心してはいけません。
ルールを作ってからの教育が本番です。
働き方改革具体例のまとめ
読んで頂きありがとうございます。
当たり前のことしか書かれていないこと
に気づいた方もおられると思います。
そうなんです。
実は現状の日本の職場は
基本的なことも出来てないんです。
「応用を教えて」と聞こえてきそうですが
基本的な動作に形容詞をつけたことが
応用なんです。
例えばこんな感じ。
片付ける→早く片付ける。
供用にする→広く供用にする。
整理する→正確に整理する。
イメージが湧いてきたのではないでしょうか?
基本的な動作が出来ないと始まりませんね
働き方改革だから、何かすごいことを
しなくてはいけないように感じますが
奇をてらったことをする必要はありません。
当たり前のことを高いレベルでやれば
働き方改革になります。
全ての働き方改革を目指す人たちを
応援しています!
一緒に頑張りましょう!