意味のある働き方改革に取り組もう
働き方改革の本質
働き方改革関連法案が施行されて
しばらく経ちました。
いったい何に取り組めば働き方改革になるのか?
雲をつかむような思いの方もおられると思います。
前記事に書きましたが、政府や上司が
「こうすればいいよ」と
教えてくれません。
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働き方改革を主導できない年配者
正確には教えられないのです。
長時間神話の中で育った人には
改革の土壌がありません。
辛いですが現場の若手がアイデアを出す必要があります。
今回は働き方改革の本質について
書きたいと思います。
私なりに悩んで、同僚、上司と衝突して
だんだんと見えてきた個人の感想です。
読んでくださる方の参考になれば幸いです。
本質をつかむ
例をあげて業務の本質
を追求します。
ある文章作成を例にします。
一般的なフロー
⓪規程のフォーマットを探す→
①記入→
②記載内容の自己確認→
③第三者確認→
④承認印をもらう→
⑤提出 完了
みんなやったことがあると思います。
ではそれぞれの意味を考えます
⓪の規程フォーマットは
何の意味があるんでしょう?
受け取りする部門が管理しやすく
二次利用する為です。
また、他の人が記入例にすることも
あります。
この時点で
紙より、電子が良いと気づきます。
データを抜き出して統計解析できますし、記入例はコピペできます。
逆に二次利用しないなら
規程フォーマットは無意味です。
②③の記載内容の確認は何の意味があるんでしょう?
不備を防ぐためにあります。
上司が見る場合は責任を取る
必要があるためです。
記載内容のケアレスミスは
電子でやると自動で判定してくれます。
上司確認は責任を取ることに意味がりますが、面着でやる必要があるでしょうか?
④の承認印は何の意味があるんでしょうか?
確認したという証明です。
では押印の必要はありますか?
⑤の提出は何の意味があるんでしょうか?
保管、二次利用のためですね。
郵送の必要があるでしょうか?
以上、文章作成を例にしましたが
何のためにやっているのか考えれば
不必要な作業も見えてきます。
仕事の価値を高める
一歩進んで仕事の価値を高めてみます。
単に"電子化しました。"は改革とまでは
言えません。
酷いとエクセルで作られた
行の挿入し放題、文字数が多くなると
表示形態が崩れる。参照してくれないので同じことを何度も入力。。
みたいなフォーマットが乱立します。
これじゃ改革になりません。
例をあげると
過去の記載から引用を促してくれたり
過去データを常に自動で取集して
統計的にデータ化してくれる仕組みにしたり
(思い当たるサービスやアプリがあると思います。)
このように仕事の本質の部分をつかんで
−αと+αすることで仕事の価値を高めると
働き方改革になると個人的に考えています。
多人数に影響する仕事をする
ある仕事の価値を高めることが出来たら
最後に、その仕事を全体に平準化しましょう。
1人だけの仕事の価値を高めても
組織としては効果が小さいです。
言い換えると、小さな価値の高まりでも
大人数で取り組めば大きな価値になります。
多人数に影響を与える働き方改革が出来れば、あなたの組織力は格段に強くなっているはずです。
まとめ
働き方改革は前例をなんとなく踏襲するのでなく、仕事を分解し、なんのための仕事か追求すると代わりになる手段が見えてきます。
また、良い方法があれば共有して全体の底上げをすれば良いんです。
しかしながら、成果を上げても給与が変わらない場合、やる気が出ないこともわかります
日本は年功序列だから…と諦めた気持ちになるのもわかりますが
改善してすぐに給与があがる国なんてありません。小さな積み重ねでしか遠いところにはいけない。少しづつ評価を上げていけばきっと結果に繋がると信じて、改革を進めましょう!